世界規模でのグリーンパパイヤの研究、土壌細菌叢の研究

【NewsLetter_201601】 PM25

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PM2.5を吸い込むと肺の中はどうなるのか?

 健康への影響が懸念されるPM2.5(微小粒子状物質)とは2.5μm以下(μmは1/1000mm)の非常に小さな粒子のことです。人間の頭髪が0.1mm(=100μm)ですので、PM2.5は1/40以下という小ささになります。PM2.5を吸い込むと肺の奥深くまで入り呼吸器疾患に、ひいては心臓疾患や脳疾患、さらにはガンの原因になるとさえ言われています。最近の研究では、PM2.5発生の2、3日後の自殺率が5%も高くなると警告されています。
 人間が呼吸を通して微粒子を吸い込んだ時、鼻、喉、気道を抜け、左右の気管支に分かれてからさらに分岐を20回ほど繰り返して呼吸細気管支に入ります。その先端からさらに4分岐したものが肺胞という小さな細胞です。肺胞の内面を覆っている細胞の層と肺胞を取り巻く毛細血管は約1マイクロメートルの厚さで密接しています。そのため、酸素はこれを通り抜け、毛細血管の血液の中へ入ります。同様に、血液中の二酸化炭素は肺胞へ入った後、体外へ吐き出されます。これが酸素と二酸化炭素のガス交換です。

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 毛細血管網と同様に肺胞を取り囲み、免疫と代謝機能を担っているのが毛細リンパ管です。血液の中には酸素や二酸化炭素だけでなく、糖や脂質、アミノ酸、タンパク質等の栄養(エネルギー基質)に加え、各種ホルモンなどの作用物質も運搬しています。しかし、そうした血液内の溶解成分は体内の細胞や組織に直接混ざり合うことはありません。まず組織液と混ざり、その次に細胞に入ります。その組織液がリンパ管に流れ込んだものをリンパ液といいます。体内の様々な部位の細胞間でやり取りを行っているのもこのリンパ液です。がんの転移も、リンパ液がガン細胞を運んでいるためです。ガン細胞がリンパ節を通過する際に捕らえてリンパ球などの免疫細胞によって破壊しています。これができなければリンパ節が、がんの病巣になるのもこのためです。
 PM2.5が呼吸器系の疾患に加え、心疾患や脳疾患など全身に及ぶのは、リンパ系に異常をきたし、抵抗力を損なうためです。

PM2.5の発生源と疑われているのが、ガソリンやディーゼルエンジン、そしてボイラーや鉄を精錬する高炉などです。燃焼に伴って発生する窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx )、揮発性有機化合物(VOC)などごく微細なチリは、大気中に排出された後、太陽光や大気成分の影響を受けて硝酸塩(SO3-)や硫酸塩(SO42-)などの粒子に変化します。
硝酸塩は、ヒトの体内で還元されて亜硝酸塩に変化し、メトヘモグロビン血症や発ガン性物質であるニトロソ化合物の生成に関与するおそれがあると指摘されています。窒素酸化物(NOx)には活性酸素の一種である一酸化窒素が含まれており、大量に吸入すると、血管拡張による低血圧に陥ります。バイオ・ノーマライザーは化学物質により発生した活性酸素を調整することで知られていますが、体内で蓄積すると中毒を起こす有害金属を無毒化し体外排出する働きもあります。

研究論文で報じている、病原性細菌に対して期待できる
バイオ・ノーマライザーの静菌作用をご紹介します。

静菌作用によってノロウイルスからの重症を防ぐ。
フリーラジカルは有害なだけでなく、非常に重要な生理的因子であることが判明しています。仮に体内か
らフリーラジカルが全て消滅してしまったら、ヒトはすぐに死んでしまいます。フリーラジカルの発生を
完全に抑制するのではなく、過剰であれば抑制し、フリーラジカルが不足するならば、必要に応じて促進
することが重要です。バイオ・ノーマライザーは、活性酸素を調整するフリーラジカル消去剤(抗酸化剤)
と、有害金属を無毒化して体外排泄するキレート剤という2つの作用を有する類い稀な物質です。

● 化学物質の吸引により体内で過剰に産生される活性酸素を自動調整します。

● 体内に過剰に産生される活性酸素は正常な細胞にまでダメージを与え、他の疾病を誘発する恐れがあります。

● PM2.5に含まれる有害な金属イオンを無毒化します。