インフルエンザ脳症
インフルエンザの流行の規模が大きくなるほど発症が多発するのがインフルエンザ脳症です。主に6歳以下の幼児に発症し、その死亡率は約30%、後遺症も25%と重い疾患です。インフルエンザの発熱から神経症状がでるまでの期間が数時間~1日と短いのが特徴です。
ウイルスに感染した体は、ウイルスと戦うために様々な反応がおこります。インフルエンザの場合は炎症反応が特に強くなります。高い発熱や咳・痰などは炎症の徴候です。炎症反応が生じるのは、免疫系物質の白血球が働いているからです。白血球には顆粒球、マクロファージ、Tリンパ球、Bリンパ球などの種類があります。これらがいつどこで何をするのか、他の細胞を含めお互いに連絡をとりあっています。この連絡手段となるのが炎症性サイトカインという物質です。複雑な内容を連絡応答するために、多種類のサイトカインが頻繁に分泌されます。ウイルスに打ち勝つには免疫系物質と、それを調整するサイトカインの働きがうまくかみ合わなくてはなりません。
しかし、特殊な状況下において、血管内皮細胞が炎症系サイトカインの影響によって毛血管内の透過性が強まり、血液中の水分をはじめとするさまざまな物質が血管外に漏れだすことがあります。そうした「腫れた」状態が脳に生じるのが脳浮腫です。インフルエンザ脳症では、脳だけでなく肝臓をはじめとする全身の臓器に障害を受けますが、これもサイトカインの影響によるものと推測されています。
また、サイトカインは免疫系以外に神経系などにも作用します。これはストレスのシグナルが神経系に働きかけると同時に免疫系にも影響を与えていると考えられるからです。その逆に免疫系から放出されるサイトカインが神経、脳へ作用することも分ってきました。
他の免疫食品が免疫能の増強だけを謳うものが多い中で、バイオ・ノーマライザーが特筆できる点は、免疫能が弱っているときには強くし、異常なまでに強く反応しているときは、それを抑制する作用があることです。バイオ・ノーマライザーは、活性酸素、免疫細胞、インターフェロンという3つの働きを体内で同時に調整してインフルエンザウイルスと闘います。
● ウイルスと闘う最も強い働きのある、α・β・γなどインターフェロンの種類と量を適切に調整します。
● バイオ・ノーマライザーは、ウイルスに直接作用し除去する能力を持つ、リンパ球のナチュラルキラー(NK)細胞を調整します。
● ウイルスや細菌を自分の細胞に取り込んで、安全に食い殺す作用を持っているマクロファージを調整します。
● 活性酸素は直接ウイルスに作用して、それを除去します。しかし体内で過剰に産生されると、正常な細胞にまでダメージを与え、他の疾病を誘発する恐れがあります。
● バイオ・ノーマライザーは、生体内の活性酸素の産生量を必要に応じて自動調整します。